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航空性中耳炎

航空性中耳炎について

飛行機に乗ると耳が痛くなる方がいる。

航空性中耳炎耳管が狭搾の方、耳管を開く・絞る自動調整機能が失調した方、風邪をひいて飛行機に乗った方(スチュワーデス、パーサー、キャプテン等もご来院する事がある)
その他、登山、高層ビルのエレベーター、トンネルを高速で移動した方にも起きうる可能性があります。

航空性中耳炎_06耳管は目の瞳孔が明るい所を見ると絞り、暗室に入ると開くの如く、空気の薄い高空では耳管が絞り、地面では適当に開き、自動調整機能が働きます。
巡航高度約8000m(近距離)~12000m(遠距離国際線)から着陸体勢に入り、高空から、空気密度の高い地上に降り始めると、高空で絞ってバランスをとっていた耳管が徐々に開いて、耳鼓室内外の気圧が同等になるように、自動調整する機能が働きますが、それが麻痺すると耳管が絞ったまま地上に降り、鼓膜と耳小骨が鼓室の内側に強く窪み、強い大気圧を受けて激痛に見舞われ、うっ血・充血して炎症が起こり、耳がつまり、聴力も落ちます。

耳の痛みと歯の痛みは、経験者であれば大人でも我慢し難く耐えられないもので、飛行機に乗るのが恐怖で嫌になります。

私も大学(東京医科歯科大)耳鼻科に入局後の三年目迄は、この悩みに度々出逢い、痛みに耐えられずに、スチュワーデスのお世話になった事が一度ありました。
熱いおしぼりの蒸気による両耳の温湿布と、飴をなめる応急処置を受け、少々緩解された事を覚えております。
緊急時には、つばを飲む、あくびをする・顎を動かす事を耳鼻科医としてお勧めしております。

その後、都内江東区のA病院の外勤で医局の同窓会 会長渋井先生からある薬の耳浴を教わり、今は着地前の激痛が殆ど無くなりましたになりました。

先般、ある中小企業のご年輩の会長さんがイギリス・ロンドンにご出張する際に処方してあげ、帰国後に経過を尋ねると、「今回は全然大丈夫でした!」と云って下さりました。今は外来にて、海外留学・ホームステイする学生さん、五月の連休やお盆、年末年始の空の旅・出張するみなさんのご相談と予防治療に私の悩みと経験がお役に立っていることを実感致ています。

飛行機・登山・潜水で耳閉・耳痛が起こる方は、鼓膜のバランスと耳管狭搾の有無を検査した上で、耳管処置と対策を講じる事をお勧め致します。

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