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嗅覚障害

嗅覚について

人には、五官があります。

嗅覚障害視覚(目)、聴覚(耳)、嗅(鼻)昧覚(舌)、触覚(皮膚)です。
視覚は眼科、触覚は皮膚科、聴覚、味覚、嗅覚の領域は、耳鼻科が専門です。

嗅覚の領域は、鼻腔の最上部、狭い嗅裂部の頂点になります。範囲は鼻腔の総面積の約2.5%に過ぎないと言われています。
空気中の匂いは前鼻腔から、食物の匂いは、上咽頭→後鼻腔から→共に上鼻腔の嗅裂部を通って→嗅粘膜.嗅細胞→嗅神経→嗅球→大脳皮質に伝えて行きます。

嗅覚障害の種類

嗅覚障害の種類には、嗅脱(匂いを全く感じない)、嗅覚減退(感じるが、通常の人より弱い)、嗅覚過敏(嫌な匂いを人一倍感じ、喘息が発作する、または息が苦しくなる)その他、嗅覚錯誤(違った匂いに感じる)、嗅覚幻覚(実在しない匂いを感じる)があります。

嗅覚障害の原因

嗅覚障害の原因は主に慢性副鼻腔炎(俗に言う蓄膿症)、または鼻茸による閉塞からなる感冒(ウイルス感染)、アレルギー性鼻炎、その他、頭部外傷後の後遺症、薬剤性、先天性、有毒ガス、年齢の増加、心因性精神障害等によるものです。

検査法について

静脈性嗅覚検査・・・アリナミン注射液を静注して潜伏時間と持続時間を測る。
基準嗅力検査・・・T&Tオルファクトメーターで基準嗅覚の成分と嗅いを量る。

治療法について

1.点鼻療法

外来と自宅で副腎皮質ホルモンの点鼻(通常は仰臥位での懸垂頭位で行うが、座位での前方懸垂頭位
の方がめまいが起き難い、点鼻液が嗅裂部に溜まる)

2.内服療法

ステロイドの短期内服。末梢神経性障害には、ATPとvB12の内服。

3.外来処置

鼻綿棒による嗅裂部の拡張、粘液の吸引、嗅粘膜に薬を塗布・スプレーする。東京医科歯科大学の治療法。

4.手術療法

嗅裂が閉塞されて、ニオイ分子が嗅粘膜に到達しない方を対象に、鼻茸・副鼻腔、鼻中隔湾曲症、アレルギー性鼻炎の手術を行い、障害の原因を無くします。

嗅覚障害で一番困るのは、冬のガス漏れによるガス中毒と火災です。2年以内なら多数改善された方がいらしゃいます。

当院では12年ぶりに匂いを感じ、喜んで下さった方が一人、10年ぶりは二人いらっしゃいました。

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